2009年6月16日火曜日

ダマされないための投資家術―儲ける投資家はまっとうな金融商品を買っている

タイトルからして、初心者向けの解説本かと思いました。
でも、実際読んでみると印象が違いました。
ある程度の投資経験がある人向けと言う感じでしたね。
結構細かいところまで言及しています。

内容を実態よりやさしく見せるタイトルは多いですね。
タイトルは編集者がつけるのでしょうが、こういうのはどうなんでしょうねえ?



基本的には見開きの2ページで、一つの金融商品の特徴が書かれていると言うスタイルです。
どんな金融商品あって、どんな特徴を持っているのか知りたい人には向いている本かもしれません。
逆に言うと、あれもこれも書いてあるので、詳しく知りたい人には不向きです。
部分的には妙に細かいところまで書いてあるんですけどね。

「儲ける投資家はまっとうな金融商品を買っている」という副題がついています。
ただ、この本を読んだだけでまっとうな商品を選べるかはちょっと疑問です。

一部の商品では、売る側の思惑みたいなことが解説されています。
その部分があるから上記のような副題をつけたのかしら??

まあ、全体的には散漫な印象のするとらえどころのない本でした。

ダマされないための投資家術―儲ける投資家はまっとうな金融商品を買っている