国債は買ってはいけない!
武田 邦彦
タイトルと内容が不一致なような…。
特に、副題の「誰でも儲かる」はかなり疑問がありそうですね。
タイトルを読むと、個人向けの金融商品ガイドのような印象を受けます。
しかし、実際は制度への批判が主でした。
消費者を騙すようなことはしないほうが良いんじゃないかなあ。
「国債を買ってはいけない」と書く前に、「この本を買ってはいけない」と言いたいです。
さて、内容についてです。
最初の方に、国債発行の矛盾というか問題点が書かれています。
国債を買うと、損をするというような事が書いてあるのです。
でも、国債を買ったから損をするのではなく、国債の発行自体が国民自体に損をさせると言う内容なんですね。
本文中で国債を発行すると国民がいくら損するかなども架かれています。
このシミュレーションも、数字の根拠が全く無いものでした。
でたらめと言っても良いでしょう。
まあ、ひどい本でした。
著者は金融は門外漢なんですね。
知ったかぶりをすると、失敗すると言う例かな。